みなさんこんにちは!
このブログではITに関する話題を提供していきます!
IT技術は専門性が高く、よく分からない技術という方も多いでしょう。
しかしメディアなどでよく聞くことがあり、興味をそそられる技術ではなしょうか?
今回は【撮影技術×IT】をテーマにしてお話します。
様々な映画でありえない非現実な情景がリアルに表現されています。
どうやって撮影しているのでしょうか?
そんな撮影技術とITの関係を、ジュラシック・ワールドの恐竜がどうやってリアルに再現できるのかをテーマに紹介していきます!
ジュラシック・ワールドの公式サイトはこちら
ジュラシック・ワールドのリアルをつくりだす撮影技術とは!
さて映画を好きな方は多くみえると思います。
その魅力の1つは人が空を飛ぶ、生きている恐竜を目の前にするなどの非日常をリアルに体験できることではないでしょうか!
これを成立させているのがSFXやVFXと呼ばれる映像技術です。
SFXとはスペシャル・エフェクツ(special effects)の略語です。
ミニチュアを使った撮影や特殊メイクなど撮影現場で生み出される映像効果です。
他にワイヤーアクションや、後述するアニマトロニクスというロボット技術があります。
一方で、VFXとはビジュアル・エフェクツ(Visual Effects)の略語です。
撮影後の映像制作作業の中で作られる映像効果です。
これを成立させる技術がCGです。
CGとは、コンピューターグラフィックス(computer graphics)の略語です。
平たく言えばコンピューターベースの映像加工技術です。
例えば次の映画のシーンを見たことがないでしょうか?
・高層ビルから飛び降りてそのまま歩き出すバットマン
・自在に形を変えるリキッドメタルのターミネーター
・人を襲い車を破壊する巨大な恐竜
これらはCGであると誰もが認識していますが、自然なくらいリアルに表現されています。
CGが作り出す映画のリアルさ!撮影技術とITの進化

Temlate set of Human Body 3D Polygonal Wireframe Blueprint.
映画業界におけるCG技術の進歩はコンピュータの進歩と大きく関係しています。
1990年代以降では、CPU性能とストレージ容量の向上が顕著に進みました。
それに伴いCG技術も飛躍的な進化を遂げたともいえます。
『ジュラシック・ワールド』だけでなく『バットマン』、『トランスフォーマー』、『ハリーポッター』、『ライオンキング』などの作品を見ても、非現実な出来事や生物を実体化させるときにCGを用いることは当たり前になっています。
恐竜や巨大ロボット、ホビットやゴースト、ダイナミックな自然現象や不思議な魔法、人のように会話し振る舞うリアルな動物たちなど映画のデジタル技術は目を見張るものがあります。
子どものころのブルーたち #ヴェロキラプトル
かわいらしいけど
前作を思い出してちょっと涙が😢#ジュラ2週連続#金曜ロードショー #ジュラシック・ワールド pic.twitter.com/QIY08YesLF
— ジュラシック・ワールド (@jurassicworldjp) July 29, 2022
これらは年々リアルになり実写とCGの境目が分からないくらいのレベルです。
ここでCGと言っているのは3DCGの事です。
3DCGとはコンピュータ上で恐竜などの立体物をデザインしてそれらを画面の中で動すことであたかも実在するかのように見せる技術です。
ほかにも2DCGと呼ばれるものもあり、この後で詳しく紹介します。
コンピュータの処理能力向上はCGの動作の滑らかさや細部の自然な再現などに大きく関わるといえます。
CGの種類を解説!映画のリアルをつくるIT技術
CGといっても種類があります。
使われ方と違いについて簡単に紹介します。
3-1.2DCG

2DCGイメージ
「2DCG」とは、「Two-dimensional Computer Graphics(2次元コンピュータグラフィックス)」の略です。
これはコンピュータを用いて描く平面の絵を指します。
簡単に言うと手書きで背景を描く感覚といえます。
コンピュータ上で映像の中に手書きの背景(マット画)を描くなどが挙げられます。
例えばアイアンマンのヘッドアップディスプレイに映る近未来的な表示です。
コンピュータ上で作成されたデザインといわれています。
3-2.3DCG

T-rex with Gift Box. 3D rendering
「3DCG」とは、「Three-dimensional Computer Graphics(3次元コンピュータグラフィックス)」の略です。
コンピュータを使って3次元(3D)の立体物をデザインして配置して2次元(2D)の情報に変換します。
こうして立体的に見せた画像を実写と合わせることで、『ジュラシック・ワールド』のように実写映画の中に恐竜を登場させることができます。
そして3DCGは実写と見間違えるような高品質で精細なグラフィックスを制作できます。
フル3DCG映画の例として『トイ・ストーリー』や『ライオンキング』があります。
3DCGは20世紀以降の急激にコンピュータ技術が発展しました。
これにより映画だけでなくゲームでも高画質でリアルな動画が作られるようになりました。
つまりIT業務に関わっていたり難しい理屈を理解していなくてもその技術を使えます。
皆さんはその技術を使って生活を楽しんでいるといえるのではないでしょうか。
ジュラシック・ワールドのリアルはなぜすごい?
4-1.アニマトロニクスによるジュラシック・ワールドのリアル感
『#ジュラシック・ワールド/炎の王国』では、前作で1体だけだったロボット恐竜=アニマトロニクスの使用が大幅増量🦖
撮影に“実物”を使ったことは役者陣の演技の助けにも…
アニマトロニクスを増やすアプローチは最新作『新たなる支配者』にも引き継がれている‼ pic.twitter.com/0yjQPcQDJ9
— ジュラシック・ワールド (@jurassicworldjp) July 26, 2022
1993年第1作の『ジュラシック・パーク』を今見ても登場する恐竜の迫力は圧巻です。
『ジュラシック・ワールド 炎の王国』のメイキング映像が公開されたときには、面白いことにCGではなく、アニマトロニクスに焦点が当てられました。
アニマトロニクス(animatronics)とはSFXの一つで、実物そっくりな生物を模したロボットで撮影する技術です。
「アニメーション」と「エレクトロニクス」を組み合わせた造語とされています。
アニマトロニクスの紹介としてメイキングシーンでは等身大のT-REXが登場しています。
アニマトロニクスは、リアルで滑らかな動きのある生物を表現するための技術です。
そのためコンピュータ制御されたロボットを人工の皮膚で覆います。
そして動くと筋肉の張りや皮膚のしわの変化があり自然でリアルな表現になります。
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4-2.SFXとVFXの融合によるジュラシック・パークのリアル感
『ジュラシック・パーク』は今でも臨場感とリアルを感じることができます。
CGとアニマトロニクスを同時に取り入れてデジタルとアナログの両面を包容する映像技術を高いレベルで完成させた作品といえるからではないでしょうか?
これは『ジュラシック・ワールド』シリーズのメイキング映像からも見て取れます。
アニマトロニクスとCGをそれぞれに適した場面で使い分けています。
このようにシリーズを通じて精力的に取り入れられていることがわかります。
つまり、その都度見合った技術を活用しているのです!
ジュラシック・ワールドの公式サイトはこちら
ジュラシック・ワールド《映画》の恐竜はなぜリアルなのか!撮影技術×IT まとめ
ジュラシック・ワールドは最先端のコンピューター技術を使ったCGによってあたかも実在するようなリアルな表現が可能になりました。
またアニマトロニクスにより質量を持った恐竜の存在感へのこだわりを感じます。
シーンに応じてCGとアニマトロニクスを使い分けていく『ジュラシック・ワールド』シリーズが第1作から恐竜の迫力が圧巻かつリアルに感じることができる要因ではと感じます。
どんなものでも単一技術で成り立っているものは少ないのではと思います。
性質の異なるものを融合されることでより素晴らしい価値観を生みだすことができます。『ジュラシック・ワールド』はそんな見方もできるのではないでしょうか?
最先端のITに何かを掛け合わすことで生まれる便利さや面白さがあると思います。
これらから生まれてくる何かを、これからも発信していこうと思います。
今後ともよろしくお願いします。
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